郵便物は通常その場で切手を貼ったり、料金を払って郵送するものです。1ヶ月間に大量に郵送するものがある企業や個人事業主の方は、知っていると便利なサービスがあります。
封筒に印刷されている「料金後納」と「料金別納」という二つのサービスがあります。
今回は、「料金後納」と「料金別納」の二つの違いについてご紹介します。
「料金後納」を利用するときとは
料金後納とは、1ヶ月分の郵便料金を翌月末日一括でまとめて支払うという方法で、口座からの振替か指定口座への振込みで料金を支払います。
料金後納を利用するための条件がいくつかあります。
ゆうパックや国際小包なら、10個以上。EMSは4個以上で後納とすることができます。
担保は現金・有価証券・金融機関の保証などで、提供できます。
毎月大量に郵便物・荷物を送られる方にとっては、その都度の料金の支払いがないため業務効率化を図れるサービスです。
「料金別納」を利用するときとは
料金別納とは、ひとつひとつ切手を貼ることなく、大量の郵便物・荷物の料金を一括で支払うという方法です。
料金別納を利用するときには2つ注意点があります。
料金ごとに分けて出す必要があります。
ゆうパック、国際小包、EMSなどは1通(個)でも料金別納とすることができます。
不定期に案内状やイベントDMなどを大量に郵送する場合には便利なサービスです。
「料金後納」と「料金別納」の表示について
料金後納も料金別納も表示するマークはほぼ同じです。円形か四角形のどちらかです。円形の表示の大きさは直径が2センチ〜3センチ、四角形は縦・横それぞれが2センチ〜3センチとなります。表示マークの下部2分の1以内であれば広告等を掲載することもできます。
封筒に印刷する際は、左上に印刷します。封筒を横向きに使用する際は、右上に印刷します。
表示マークの上部にある「差出事業所名」は郵便物、荷物を差し出す郵便局名を表示しますが、郵便物・荷物の外側に差出人の氏名や住所等が印刷・記載してある場合には、省略できます。
「料金後納」と「料金別納」サービスのまとめ
「料金後納」「料金別納ともに、切手を貼る手間が省けるという点では、業務の効率化が図れますので郵便物を大量に出される方にとっては便利なサービスですので利用を考えてみても良いのでは無いでしょうか。
仕事効率を考えていく上で、二つのサービスをうまく使って手間を省いていくことをお勧めします。